ニホンミツバチ農園ひののん企画





【ニホンミツバチとは】

ニホンミツバチは養蜂用に改良され、ほぼ家畜化した西洋ミツバチと違い、太古から日本に住む野生の在来種です。
彼らは、いや働き蜂はすべて雌ですから彼女たちと呼ぶべきですが、彼女たちは季節ごとに咲くさまざまな花から蜜を集めます。
花畑や野菜畑からはもちろん、野原の小さな草花から、また森の樹々の梢でひっそりと咲く花からなど、実に多様な花々からせっせと集めてきます。
これは、同一の花から一気に大量に蜜を集める西洋ミツバチとの大きな違いです。
そのため、ニホンミツバチのハチミツは「百花蜜」と呼ばれたりします。



【ひののんの味は日野町の里山の味】

その地域に特有な花々の蜜をブレンドした味と香りには、それぞれの産地特有の深みとコクがあります。
同じニホンミツバチのハチミツでも、峠ひとつ越えれば味が変わると言われるほどです。
つまり『ひののん』は、日本で、いや世界でただひとつの「日野町の味」なのです。



【ニホンミツバチは「森の自由な民」】

日本で消費されているハチミツの9割以上は輸入品です。
また、あとの1割に満たない国産ハチミツも、そのほとんは西洋ミツバチのものです。
野生種であるニホンミツバチのハチミツの生産量は全消費量のわずか0.数パーセントにすぎません。
私たちがお店でニホンミツバチのハチミツに出会うことがめったにないのはそのためです。
なぜそんなに生産量が少ないのでしょうか? 
私たちニホンミツバチの養蜂家は、木製の巣箱を作って野や森に設置します。
そして、新しい住み家を探すミツバチの群れがその巣箱を気に入って入居してくれるのを待ちます。
入居率は極めて低く、これも、蜂群の売買が普通に行われている西洋ミツバチとの大きな違いです。
ニホンミツバチのことを「森の自由な民」と呼んだ人がいます。
運よく入居してくれても何かいやなことがあると即、別の新居に引っ越してしまいます。
去年、私の巣箱に入居してくれた11の群れは、今年の春を迎えるまでに4群に減りました。
こんなふうに、事業としてはとても非効率なのですが、どうやったらミツバチたちに気に入ってもらえるのか、さまざまに工夫する楽しみこそがニホンミツバチ養蜂家の醍醐味だろうと感じています。
小さくて、健気で、仲間思いで、群れ全体ために生きるニホンミツバチたち。
日々接していると、そのことがよくわかってきます。
時々、チクリと刺されますが、とても可愛いです。